プログラマー兼主婦の雑記

シングルマザーになりました。

Webエンジニア、中古の建売を買う(3) - 購入の目的と費用対効果

以下の記事の続き

住宅購入のきっかけ

夫と別居して賃貸マンションに移り住んでから数年経ったある日、深夜のネットサーフィンでたまたま見つけたこのブログが住宅購入のきっかけだった。

sana37.info

 

ブログ主が住宅購入に至った経緯がすごく丁寧に書かれていて、リアルだった。ブログ主がこのような条件で中古マンションを買えたのならば、自分にも買えるのでは!と思った。

  1. 年収 200万円台
  2. ショッピングリボ 残り10万
  3. 契約社員 3年目
  4. シングルマザー
  5. 保証人 なし
  6. 頭金 なし

 

それまでは家を買うなんて考えたこともなかったけれども、人生に新たな選択肢が登場した瞬間だった。この時の感情は形容し難い。

そこからさらに続く、深夜のネットサーフィン。翌日も仕事なのに。

 

「借りられる額と返せる額は違う」という名言を知る。

「欲しい家は機能ではなく予算で探せ(足りないなら買うな)」という名言も知る。

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元銀行員が教える!住宅ローンの年収別目安と返済額を抑えるコツ5選|中古マンションのリノベーションならゼロリノべ

 

ネット上には様々なローンシミュレーターがあるのを発見し、仮にローン2000万円ならば25年で返せば家賃と同じくらいの金額になると分かった。(ただし、この他に管理費、修繕積み立て金、固定資産税、火災保険...などが月に何万円も上乗せされることを後々知る。)

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予算2000万円だと、近所では築40年のエレベーター無しのこんな素敵なマンションが買えそうだった。(ただし、こういう写真は広角レンズで撮ってたり加工してあって、盛られていることを後々知る。実際に行ってみると壁のシミが目立ってたりする。)

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だんだん現実味を帯びてきてドキドキしたのを覚えてる。

 

住宅購入の目的

当時住んていた賃貸マンションの問題点はこれ。これを解消することが当初の目的だった(ただし、引っ越しは学区内で)。

 

  • 2Kで狭い、仕事するスペースがちゃぶ台で辛い
  • バストイレ同室、脱衣所なし

 

この賃貸マンションは住めてあと2〜3年だった。なぜなら下の息子(当時4歳)が大きくなれば、男女で部屋を分けたり、脱衣所を設ける必要が出てくるから。

また、本業も副業も在宅勤務の時間が増えつつあったので、腰を据えてシングルマザーをやっていくためにもちゃんとした仕事部屋が欲しかった。

 

住宅購入の代替案

A. 同じマンションの広い部屋に移る

当時住んていたマンションが割と良かったので、同じマンション内で広い部屋に移ることも検討した。

  • オートロックマンション
  • 駅から徒歩10分未満
  • 最寄駅から職場の駅まで10分
  • 保育園まで徒歩3分
  • 北部屋なので家賃が安い(7万円)
    (陽は入るし洗濯物は乾くので問題ない)
  • 両隣に部屋がない
  • ペット可なので子供の騒音にも寛容(ペット苦手だけどw)
  • 大家さんや住人と好関係を築けている

3DKの部屋が空室だったけど、上層階で南部屋になるので家賃が一気に高くなり、11万円! ペット苦手だし(エレベーターとかに匂いがついてる)、11万円は出したくないと思った。

B. 他の賃貸に移る

周辺のマンションは築浅が多いので、さらに家賃が高かった。2LDK以上で13万円〜。ここまで家賃を出すなら、家を買った方が絶対にお得だと思った。

 

金銭的な判断材料を求めてFPへ

プロの意見を聞きたくて、ファイナンシャルプランナー(FP)を探した。住宅相談会みたいなところにいるFPは買い主よりも不動産屋さんに有利な話をしてくると読んだので、独立系のFPを探すことにした。

www.jafp.or.jp

 

私が依頼したFPさんは以下のライフプランニング表(人生の収支計画表)を何度か面談しながら一緒に作ってくれた(3万円の有料コース。個人パートナーみたいな感じで、今後も何かあれば無料で相談やライフプランニング表の作成をしてくれるらしい)。

 

  1. 賃貸に住み続けた場合(子が成人するまで広い家、独りになったら安くする)
  2. 物件X(2500万円の中古マンション)を買った場合
  3. 物件Y(3500万円の中古戸建て)を買った場合

 

結論は、どれも老後資金は大丈夫で、費用の安い順に、1 << 2 < 3 だった。

あとは、住居費にどれだけお金をかけたいかという、私の価値観次第。

私の希望としては、3 > 1 > 2 だった。細かい理由はそのうち「マンションvs戸建て」をネタに書くかもしれない。

FPさんは、副業で住宅費を経費にする方法も教えてくれた。私は副業歴が長いのに、そういえば、今まで一度も確定申告で副業経費を申告したことがなかった...! 「年収の割にめちゃくちゃ税金払ってますね」と言われてしまった。

一番高い3を選ぶからには、節税周りも気をつけて、損を減らすようにしなければ。

 

家計管理の方法も変えた

お金のことを見直す中で、家計管理の方法を変えた。この話はボリュームが大きくなるので、また別の機会にでも話したい。

FP3級の教科書を買って税金や法律の勉強もした。試験を受けるつもりだったけれど、コロナ禍で日曜日に子供たちを見てくれる人がいないのでまだ一度も受験してない。

 

住宅購入による副次的な効果

上に書いた、「在宅ワークと家族のプライベートスペースの問題」が改善される以外に享受できるメリット。

  • 団体信用生命保険が生命保険代わりになる
  • 家でゆったりと過ごせるようになる
  • 子供が友達を呼べるようになる
  • 子供の里帰り場所を作れる
  • 親兄弟に何かあった時に、自分の家に呼ぶ選択肢が増える
  • 児童ボランティアの幅が広がる(自宅を使うボランティアがある)

デメリット

  • 不動産が負動産になった場合に将来どうするか
    → シングルマザーで自分1人だし、何とかなるさ〜

 

そして総合判断

  • 物件Y(3500万円の中古戸建て)を買うと住宅にかかる生涯出費が800万円増える
  • しかし、ゆったりした家と団体生命信用保険が手に入る
  • → 800万円なら別にいーじゃん。自家用車2台買ったらそんなもんでしょ?
    (私は車は運転しない。昔2回も事故って廃車にしたから。)

 

最後は駆け足で書いてしまったけど、だいたいこんな感じだった。

おしまい。