『仕掛学』がアッサリしすぎていてすぐに読み切ってしまったので、同じ日にもう一冊読んだ本がこちらです。
- 作者: 大橋悦夫,佐々木正悟
- 出版社/メーカー: 日本実業出版社
- 発売日: 2007/01/31
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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何経由で興味を惹かれたのか忘れてしまいましたが、育休がそろそろ終わるので仕事モードに切り替えようとでも思ったのでしょう。(下の子が保育園に落ちたので、復職できるのか先行き不安になっていますが…)
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読書レビュー
これは2007年の本なので、10年も前ですね。当時を思い出しつつ読みました。
作業を速くする技術と、作業を速くする精神論を、二人の著者がそれぞれ書いています。前者は紹介されているアイデアがほぼIT関連なのでどれも古いです。例えば…
USBメモリにソフトウェアを入れて、どのパソコンでも同じ環境で仕事をすると良い。p153
私も同じことをやっていましたよ!自宅のパソコンでも研究室のパソコンでも同じメールクライアントを使うために、USB内で動作するメーラーを愛用していました。
ソフトの名前を思い出せなかったのですが、調べれば見つかるものですね。
精神論の方は今でも使えそうです。ただ、今のところ精神論は不要なので斜め読みしちゃいました。
「おわりに」によると、この本は二人の著者がwikiを使って書いたそうです。10年前に私が在籍していた大学研究室のテーマがコラボレーションワークだったので、とても面白い事例です。
本書自体にはあまり目ぼしいことはなかったのですが、著者が運営するサイトも見てみたところ、これから(引き続きor新しく)取り入れてみたいものが合わせて4つ見つかりました。
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1. ちょっとしたリスト
本書にてGTD(Getting Things Doneというタスク管理法)考案者による「ちょっとしたリスト」の作成が勧められています。
物事を記憶に頼ると…
- 何かを思い出すためには思ったよりも時間や労力がかかる
- 記憶を頼りにすると漏れが出る
リストに書き出しておけば…
- すぐに参照できる(ような場所に書いておく必要はある)
- 書いてあることがすべてで、漏れがない
- 記憶に使っていた脳のメモリーを解放し、他のことに使える
「学生時代は記憶するためにノートを書いたが、ビジネスマンは忘れるためにノートを書く」とはよく耳にする意見ですよね。
クレジットカード番号のような機密情報を書くのは憚られますが、「今月中にやることリスト」「◯◯の誕生日プレゼント候補リスト」「類語を調べたい英単語リスト」といったものは私もノートに書いています。
「作業中のものリスト」はTrelloアプリを参考に手書きしています。
作業内容 | todo | doing | done | 期限 |
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娘のワンピース作り | x | x | 2017/3/20 | |
◯◯に手紙を出す | x | |||
ほにゃらら | x | x | x |
空き時間ができたときに、このリストからやれるものを探すことで、効率アップをねらっています。
他にもリストにできそうなものを考えようと思います。バレットジャーナル(Bullet Jpurnal, BuJo)を検索すると、こういったリストの事例がたくさんヒットするので参考にします。
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2. タスクシュート
著者が運営している「シゴタノ!」というサイトに行ってみましたが、情報量が多くて役立ちそうなサイトでした。
ここで、著者が開発した「タスクシュート」という時間管理法を知りました。今日の作業記録を細かくつけ、それを元に翌日の作業予定を立てる方式です。作業時間の見積もりがだんだん上手になっていくと、「今日は作業が何時何分に終わる」という見通しが立つようになるとのこと。システムエンジニア時代に自分の仕事を見積もるために考案したそうなので、同業の私の仕事にもぴったりフィットするのではないでしょうか!?
私も残業ができなくなってからは仕事の作業記録をとって時間配分に役立てていましたが、そこまで記録を活用できていなかったように思います。現在は育休中なので、復職したらタスクシュート風に改善してみるつもりです。
タスクシュート用のエクセルシート、「たすくま」アプリ、クラウドサービスが有料で提供されていますが、どれも開発者が異なるのが面白いですね。アプリやクラウドは有志が作ったのだと思いますが、どういった契約になっているのか気になるところです。
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3. GTD(Getting Things Done)
シゴタノ!界隈でいろいろな情報を見ている中で、GTDももう一度試してみる気になりました。GTDは以前「doit.im」というアプリでやっていたのですが、すぐやめてしまいました。
このアプリはGTDを忠実に再現しているとはいえ、UIの見た目と操作フローが気に入らなかったのです(Inboxに連続投稿できないのが不便でした)。
というわけで、GTD風なこちらのアプリを試しています。
会社員、主婦、女性、といった様々な立場から長期目標に対するタスクを書けるのはいいところだと思います。
私は紙のノートをToDoのメインに使っているので、そちらと競合する部分の使い分けをどうするか、検討が必要です。
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4. トラッカー
バレットジャーナルでトラッカー(Tracker)をやっていましたが、これも再開しましょう。やはり振り返りは重要だと再確認しました。
トラッカーはこういうものです。やった日付に色を塗っていきます。
http://bulletjournal.com/top-5-bujo-ideas-in-2016/
バランスよくできているか確認したいこと
- 読書
- 語学の勉強
- 手芸
- 趣味の開発
なるべく減らしたいこと
- 漫画
- ダラダラ
毎日やりたいこと
- 子供への読み聞かせ
- 踏み台昇降
- 新聞を読む(野菜をまいたり油を吸わせる前にちゃんと読むw)